ストレス嘔吐

順調な現地校をスタートさせた息子、ハロウィンも終わった頃から

朝、吐くようになりました。

バスに乗る前、バスの中、クラスルームなど、時間はややずれていたものの

必ず朝。アメリカは厳しいので、嘔吐すれば、確実に強制下校です。

せっかく、英語の問題もなく、うまくいっていると思っているのに

再三の呼び出し、小児科へいけば、特に悪いところはない。と言われるし

午後に吐くこともない。イライラが募って、散々怒りました。

しかし、十一月の半ばには、週に二回は吐いて帰る日が当たり前に。

近くの小児科では埒があかないので、日本人ドクターの診察に街までいくことに、

診察レベルに関しては、色々な噂もあり、微妙ですが、ドクターの日本語力は

素晴らしいです。英語も日本語も完璧です。これは、やはり海外で住む日本人に

とってはとてもありがたいことですね。

息子の症状を話すと、息子とは別の部屋に入るように言われました。息子は、療育

みたいな感じで看護師と遊んで待って、私だけが、先生と話すことに。

先生は、渡米から現地校スタートまでの、経緯、ESOLに入らなかったことをしっかり

聞いて、「今、お母さん自身の言葉にもあった通り、日本人の帯同の子供がいきなり

ESOLに入らない、なんて珍しいことでしょう?」

「逆に言えば、それが日本人の子供にとって、どれだけのプレッシャーだと思う?」

と、目から鱗でした。

ESOLに入らない、サポートが必要じゃないだから姉達よりは、楽なんだ。と思って

いましたが、息子はアメリカ人ではないので、レギュラー生徒に追いつくために、

常に緊張していたのです。

その結果、行きたくない!とも言えないし。。。体が拒否反応して、嘔吐している。

だから、朝の緊張した状態で常に起こるのだろう。と。

朝、送りにして話をしたり、リラックスした気持ちになって、いけるなら、遅刻しても

いいから、「吐かずに行けた」という経験をさせるように言われました。

ずっと、早く姉達と一緒に行かせないと。みんなと一緒にしないと。と焦っていました

が、アメリカにきて、不登校になる子供がどれほどいるか。。。と、とても考え直す

いい機会になりました。本当に、先生さすがです。

病気じゃないので、英語力があがり、学校での緊張が減ってくれば落ち着くという

ゴールもみえたわけで、英語が追いつくことと学校生活は別だったわけです。

「あ、お母さん、これ学校行くときの緊張からくるストレス嘔吐だから、日本帰ったら

帰ったで、また起きる可能性高いよ!」と声をかけられました。

そして、その通りになるのです。。。

幼児期の教育は、本当に難しいですね。