アメリカ現地校、落第!

無事卒業式も終わり一時帰国日も決めて、サマーキャンプもきっちり

申し込み、楽しい楽しい夏休み!と思っていると。

郵便がカウンティの教育委員会から届きました。

開けてみると、長女は小学校のマイルストーンテストの英語で

カウンティの基準を満たしていないため、夏休みに2週間の補習と

再テストの義務がある。とそれを受けないと、ミドルスクールには

上がれない。というような、内容でした。

全ての予定が決まってしまっているので、大慌てで小学校へ行き

相談すると、おそらくESOLだから、補習を受けないからといって

本当には留年にはならないだろうけど、確かではない。と、

なんとなくの回答しかもらえず、思案した結果、長女だけ、

アメリカに残すことを決めました。

私と下の二人で日本帰国中の2週間を主人と二人暮らしにするのです。

しかも、主人には泊りの国内出張もあり、私のESOLの先生に

3日間お願いするはめになったり、サマーキャンプも遅刻する必要が

あったり、ととても大変でしたが、

平和な中学校生活のために、なんとか2週間乗り越えて、無事

再テストで、クリアできて、進学もきまりました。

その際に、わかったのですが、算数の時間にいじめてきていた

生徒は、算数も英語も落としている生徒が多く、自分より下の生徒を

みつけては、嫌がらせをしていたんだということがはっきり

わかりました。ちなみに、そういうことをする生徒は

残念ながら、ご両親は南米出身で、学校の勉強のサポートを親が全く

できていない、その結果、全教科で低いスコアになってしまっている

という家庭が多いと聞きました。

アジア人の両親は、子どものサポートをしっかりしている家庭が多く

寂しいというかうらやましいということからも幼い行動に出るようでした。

いじめる生徒にはやはり家庭環境が影響しているというのは世界的に

同じですね。

ただ、このご両親も、少しでも良い生活を目指して家族のために、移民してきた

方が多く、日本人のように、日系企業でしっかりした給料で働けないため

夫婦で忙しく、英語ができなくてもできるような仕事をしている。ので

別に子供をほったらかしにしているわけじゃないのです。

子どもに良い教育を、と移民しても、英語が母語じゃない、大学も卒業していない

そうなるとアメリカで良い給料で働くことは難しいので、

長時間働くことになります。それを誰にもせめることはできないと思います。

とくに、うちの学区は教育学区としてレベルが高いと評判だったので、住民税のような

税金が高いので、より一生懸命働く必要があります。

なかなか、難しい問題ですね。