こちらの学校とくに、中学校にはある程度の日本人がいるようで、8年生（中学二）
の無口な次女は、なんとか学校生活を回している程度で、まだまだは余裕はない様子。
ある日、日本語ができる女の子に話しかけられた。というので、せっかくだから仲良く
したらいいじゃないか。というような話をしていましたが、一向に親しくなる気配も
なく、日本から来たばかりの別の子が仲良くしてるし。いいよ。私なじんでないから。
という話で。もやもやしていると。後でわかったのですが、日本語で、「ねえ、ねえ、
やっぱり白人かっこいいよね」「みんなイケメンで選べない」「あの白人の子も
かっこいいよね」とかそんな話を日本語で学校でしていると。くだらなくて、
バカみたいで嫌いだ。というのです。
全く、その通りです。こちらには人種は色々いて当たり前で、白人がかっこいいとか、
そんなくだらない発想で学校通ってほしくないです。彼らにとっては、白人であるのは
ただご先祖様から受け継がれただけにすぎません。
私は外見も学歴もすぐに周りと比べたがる日本の文化が嫌いでした。そして、子供達に
は、誰が外見がいいとか悪いとか、全く教えずに育てていたところにアメリカに来たの
で、日本人の外見がかっこいい。とか美人。とかイマイチわからないのです。
見た目に何か意味があるの？という感じで、自分たちの外見もさほど気にしませんし、
人の外見も気にしません。
アメリカでもかっこいいとかかわいいの基準てすごく曖昧ですね。実際にはモテるとか
モテないとかあるようなので、多少はあるのでしょうけど。少なくとも人種でイケメン
とかいう発想はないです。
親の転勤で、アメリカきて、白人のかっこいい友達できたらいいな。くらいのノリで
学校に通ってる。そんなかつて、日本人の女の子が「イエローキャブ」とよばれた
文化は今も脈々と受け継いでるんだな。と。
がっかりする出来事でした。せっかく、アメリカの学校に通うチャンスが人生でめぐ
ってきたんだから、人種偏見は捨てて、公平な大人になって欲しいものです。
