中学校と高校のopen school

こちらの学区は中高が並んで建っていてほとんど同じように運営されています。

なので、今日は同時にオープンスクールという先生やカリキュラムがわかる日が

ありました。高校生はほとんど自分でいく生徒が多いようで、長女も中学校の方から

歩いていきました。なので、あまり知らないのですが、中学とさほど変わらないよう

でした。まず、最初にホームルームクラスに行きます。すると、そこで、自己紹介を

すると、今年の必要なものとか、人によっては先生の自己紹介などを渡されたり、

時間割を渡されます。その時間割にそって、クラスを移動して、先生とあいさつと

授業に必要なものを聞いて帰るのです。急げば、一時間もかかりませんが。

先生と会う機会は、少ないので、割と熱心に話をする親御さんも多いです。

その他、どちらもよくドラマでも見るロッカーを借りる必要があるので、それには

使用料がかかるので、初日に払いこんだレシートで暗証番号教えてもらいます。

高校生の場合、免許を16歳からとれるので、車で登校する場合駐車場代も払います。

 

中学になると、小学校以上にcurriculumには差があって、学齢通りの授業をやっている

通称オンレベルの生徒は、移民や勉強嫌いなど、結構訳アリっぽい子が多く、普通は

advance以上になっています。三年ぶりにきて分かったのですが、低学年の時に、

アジア人の子は英語でacceleratedとよばれるスキップになる子は少なく、うちの

息子は稀だったんですが。三年経つと、移民の子ESOLだった子の多くがacceleratedに

なっているのです、結局アメリカ的な教育ではholidayはお休み。勉強はやりたいなら

やる。というのが基本で押し付けて、宿題やったら。なんて言わない親が多いのです。

最初にアメリカに来た時隣が同じ年のアメリカ人の女の子で、よく遊ぼうってきて

くれてたんですが、週末に日本語の勉強していて。

「They have to study Japanese」と断ると、「They don’t have to study, if they want to 

study, they can do.」と言い直されたんですが。

私達はアメリカ人の名言と言っていて、アメリカンは押し付けてやらない。

なので、勤勉が普通のアジア人の子はみんな、成績が伸びます。アジア人の普通が

アメリカ人にとっては、すごい勉強させてるになるのです。

夏休み二カ月あって、一日も勉強していない、本も読んでいない。そんな五年生沢山

います。vacation三昧、サマーキャンプ三昧。

そりゃ、アメリカにずっと居たいって日本人の子供が増えますよね。

でも、日本生まれのうちの子にはその道はないので、両方の勉強をやらせるしかない

のです。かわいそうですが。

子供達自身がその不満を何度考えたことか。

親子留学など考えている方も同じく、結局は日本教育さぼったぶんをどこかで

やらされるのが日本教育です。

 

二番目の子は現地校は適当にして、日本の帰国子女枠受験の勉強をするしか

ないのです。変な話ですが、生活の中心が学校ではなく、塾。になってしまいます。

こういう感覚がちょっと今はどうしていいか。と迷っています。

しかも、次女もギフテッドなので、social studyで、州の歴史を再度細かくやるように

と言われて。益々、受験で要らない。ギフティッドだと、テストが難しいという説も

あって、今から心配しています。

こんな人生を過ごさせてしまって、将来両方の立場をわかるようなインターナショナル

な人間として、人格を確立できるんでしょうか。

両国の視点で、社会を学び、両国の文化で幼少期を過ごし、人種の問題を経験し、

自分という人間を確立できるんでしょうか。

行ったりきたりは、とても危険だったんではないか。と思わざるおえません。

一度目は、やはり英語を習得したという大きな成果があり、この度、果たして

彼女は、何を学び得て、人格を形成していくのでしょうか。

次女は日本語の方が得意ですが、母語が不安定になるのと同時に、人格も不安定に

なってしまうのではないか。と。

海外移住、年齢が上がれば良い経験、なんて簡単な一言ではすまされない現実が

待っています。