結局、好きこそものの上手なれ、で良かったんだ。アメリカでは。

前からの友達に双子がいます。顔も似ているのに、私たちがアメリカを離れていた

三年の間に、2人は少しずつ違ってきたんだよね。。。とお母さんが話してくれ

ました。前は、服も髪形も同じ、同じ習い事だったのに。

今は、髪形も違うし、好きなものも違うようで、、、1人はよく食べゆっくりしがちで

背まで高くなったりと、ぱっと見で見分けがつくようになりました。

去年、聞いた話では二人でクロスカントリーという林道を走るクラブを始めたけど、

AとBの二人のうち、Aの方がやっぱりきついし、練習イヤだと辞めてしまった。と

Bはトレインするのが好きみたいで、頑張って頑張って、最後はstate大会まで残った

と一方Aは、理解できないなぁ。という感じで家でゆっくりして、お菓子作りなどで

うちに遊びに来ても食べてばかり。。。唯一テイラースイフトが好きだということ

だけがこだわりっぽかった。

仕方がないので、お母さんはとりあえず、好きなテイラースイフトの歌を本格的に

歌えるように、とヴォーカルレッスンだけやってるのよねぇ。と

それを聞いて、ヴォーカルなんて一体いつ使うんだ?学校のアクテビティでも授業でも

ないから使えないのに。。。よくやらせるねぇ。って家でも話していました。

娘も、「うん、でもテイラースイフトが好きみたいだよ」と「あのままじゃ、

1人だけ太っちゃうよね~何もしていないから」って話題にしていたくらい、半年間

何かやっているという話は聞かなかったんですが。

昨日、春休みのことでテキストすると、「Aがstete大会で2ndになったの!

信じられないわ!」というメッセージが来た。

詳細を聞くと、Tech fairというデジタルやテクノロジーを使ったプロジェクトの評価会

みたいなもので、audio/productionという部門で入賞したそうです。

内容は、テイラースイフトの歌が好きすぎて完全コピーの音源を作っていたようで

そのスキルで自分で作詞作曲で、歌ったものでエントリーしたというのです。

しかも、一位ならスカラーシップだったので、お金ももらえる可能性があったわけで。

ようは、好きなこと本格的にやらせたら、結果出してくれたんですよね。

日本人の感覚では、なかなかこうは出来ません。すぐに目の前の成績や、大会の結果に

とらわれてしまって、好きなものにつっこませてあげられないのです。

だから、私って駄目だな、と思う出来事でした。

せっかく、アメリカで子育てしているんだから、好きなことに沢山時間使わせて

上げたいなぁと改めて思いました。