ESOLで渡米して、それでも尚アメリカに残り、進学することの意義

うちは、三兄弟です。英語の強さは下が英語がnativeで、中二は、日本語が得意。

高一は英語も日本語もどっちつかず、いわゆるダブルリミテッドじゃないでしょうか。

一番上は、さほど得意なこともなく、強いていえば、耳が良い。絶対音感があります。

小さい頃から音楽に触れてきたこともあり、吹奏楽部(ミュージックバンド)では、

常に上のグループには入れますが、トップでは、ありません。

中一夏までアメリカ、日本で高校受験を終えてから、10thで戻りました。

家族の帯同するか、しないか。はこの子の意思が強かったからです。

中一で戻る時から、「もう一度アメリカに戻りたい」ずっとブレずにそう言って

きました。ようやくESOL抜けれそうになって、色々なことがみんなと同じようにできる

ようになった矢先での本帰国は、一番不本意だったようでした。

5年生の間は、英語ができないことで、mathのクラスでも英語のことでバカにされ、

やっていもいないいたずらの濡れ衣を着せられたり、mathでも飛び級に入れるほどでも

なくて、ギフティッドに招待されることも一度もなく。。。

mathの高スコアだけで、ギフティッドに渡米半年で招待される妹と、

いきなりESOLのテストをパスしてしまう弟

そんな下を横目に、常に下のグループに入れられ、日の目を見る日はほとんどなかった

現地校一年目は、担任に「電子辞書だけが、彼女を助けていて、私達には何も

できなかったわ。」と言われるほど、ほとんど訳して訳しての日々。

特に不満も言わずに通い続けて、、、卒業式に、クラスの模範生として

投票によるcitizenship awardをもらったことで、自分の努力をクラスの生徒が

認めてくれた。という経験がそうさせるのか。アメリカに戻りたかった長女。

今、なんとか英語だけは。。。それなりに頑張っています。

 

逆に、日本でうまくいっていて、成績も国語以外の4教科は5だった次女は、戻りたく

なかった。普通に日本の暗記だけの試験で十分だと。

こちらにきても、オンレベルのクラスの授業はつまらないようで、やはり日本に戻りた

いと、高校一年で単身帰国することを決意した妹。

同じ学校の永住組のお母さんに、妹さんの方が優秀で、たとえ早稲田大学や慶応大学

に行けたとしても、アメリカのほとんどの州立大学よりレベルは低いし、

将来の収入だって低いけど、それでもいいの?と聞かれました。

おっしゃる通り、このままアメリカで進学すれば、妹の方が上のクラスになれますし

数学に関してもadvanceやhonorのクラスになれるでしょうけど。

娘は、それでも楽して単位だけ取ろうとするような生徒が多いのが嫌だと、日本の子の

ようなできないけど真面目に頑張るという姿勢がないのが、嫌だと言いました。

 

この永住の方も、日本より楽してよい大学にいける。という理由で渡米したそうで、

生涯年収は確実に日本で生きるより上で、仕事もゆるくてすむでしょう。

アメリカ日本両方を、若い頃に知ってしまったせいで、難しい選択が残りますね。

その他、ライセンスの問題、スカラーシップの問題。

長女は、アメリカ、次女は日本、今後どうなっていくんでしょうね。

私としては、自分たちが学びたい場所で学ぶことがまず大事かなぁ。と

とりあえず大学にいく。というのはやめて欲しいです。