娘は一歳前ということもあり、新生児のICUに入りました。
そこには、生まれてから一度も外に出れないような子供たちが
沢山いて、部屋には大人一人が午後のみ入室可能という色々制限がありました。
生まれてから一度も自由にご両親が会えないなんて。。。
想像を絶する大変さでしょう。
とにかく、中に入ると、泣き過ぎて目は腫れあがって別人の顔で、うーうーと枯れた
声で、嬉しそうに話しかけてくる娘が、高い柵に囲まれたヘッドに座っていました。
もう、あまりに顔がひどくて、胸が痛かったことしか覚えていませんが、
元気そうでした。
点滴が必要になると、うちの子は元気なので、とってしまうため、
ベッドのマットレスに服が縫い付けられたようなものに寝かされ、
縛り付けられているようでした。安全上のためですが、看護師さんは大変ですよね。
無事に翌日を迎えると、ベッドにはおんぶ紐がおいてあって、娘は立ち上がって
おいてあるテレビからながれる「いないいないばあ」と一緒に踊ってました。
さすがに、入院翌日は疲れていて、おとなしかったようですが、二日目ともなると
すでに歩くことができた娘は、縛り付けてもベッドのマットレスごと立ち上がって
きたようで。。。頻繁に看護師さんが交代で背中に背負ってくださったようでした。
おそらく出たくて柵をガツガツやったんでしょう。
そして、本来再発率は三日みる予定だったんですが、まさかの強制退院!、
通常の幼児のICUは満床、NICUに入るには元気すぎて、みれない。ということでした。娘は、元気いっぱい歩いて退院しました。
その後、再発することはなく、今は中学生になりましたが、下痢をしやすい体質ではありますね。
あの時、夕方血便がでなかったら、オペになっていたら、何事もなく、プールも体育も
できていなかった。と思うと、助かったことにありがたい気持ちでいっぱいです。