ミドルスクールにESOLで進学して

長女は5年生もまだまだみんなに追いつくことはできず

なんとかミドルスクールに進学して、全員がESOLのクラスに入りました。

クラス全員がESOLなので、気楽と言えば気楽ですが

やはり、中国人の派閥がすごいんです。中国はアジアで一番なの?

中国がアメリカよりすごいの?などと聞くようになります。

確かに、歴史も長く、人口も多く、色々な意味で強い国だとは思いますが、

そういう発言をさせてしまう、こういう文化がやはり、アメリカでアジア人ヘイトを

起こしてしまう原因だと思いますね。

まあ、娘には、歴史が長く、国土も多く、人口も多い。そういった事実を教えるだけに

しておきました。

娘は小学四年生の頃から、管楽器をやっていたので、そのままその習い事をこちらでも

続けていました。そして、ミドルスクールでは、ミュージックバンドという授業を

選ぶことができましたので、迷わず選んだわけです。

そこで、アメリカにきて初めて、圧倒的にできる生徒。を経験するのです。

今まで、ずっとpoor student であった状態から、バンドの先生からは、経験者が入ってきた。

と、特別に扱われるのです、そして、入学して最初の発表会で、ソロでステージに

上がることになります。百人以上いる中から、たった三人がソロを演奏するので。

もう見ているこっちが手が震えました。

それでも、この時、アメリカにきて、初めてスター生徒として、扱われた。この経験が

本当に救われた瞬間でした。

バンドでは経験者として、先生やほかの生徒から相談される立場になり、友人関係も

変わっていきました。

ようやく二年目を過ぎて、しっかり自分の道を見つけた。そんな感じでした。

高学年での渡米は、やはり二年はかかるのでしょうね。

色々なことが、うまく回り始め、ESOLを6年生の末で終え、

数学でadvanceに選ばれるのでした。

本人がようやく、これから!と思った矢先のコロナパンデミック。

家族の帰任命令。そしてあっけなく、アメリカ生活は閉じられてしまいました。

ただ、娘の中にはもう一度アメリカでバンドをやりたい。そういう強い思いが残った

ようで、戻りたい。戻りたい。とその後三年間言い続けるのでした。

この2023年に再び戻ることが決まった時も、わざわざ高校受験受かっていた

にも関わらず、娘が一番喜びました。