英検準一級を9歳で受かる方法

最近この地区にいる日本人の方に、英語も日本人から習っているときいて、

何をやっているのか。尋ねると、英検の勉強ですよ。と。

英検は日本人が考えたものなので、圧倒的な高得点で受からない限りは、

英語力を判断しているのか。やや不明な感じです。インタビューはもちろん、海外に

住んでいたら、全く練習要らないくらいのレベルでしかないですし。

帰国子女のお子さんが、英検をやるなんて!!まさかアメリカで!と寝耳に水でした。

うちは、前回米国に居た時も、全く英語はちゃんと習っていないので、全て学校で

日本語がチューターでした。

他の帯同家族の方に、「日本に帰ったから、英検もやっていないなんて。

苦労するわよ」と言われてました。ですから、帰国してすぐに、

英検は、始めたわけですが。当時13なりたて、10歳、7歳でしたので、

13歳と10歳は準一級、7歳は二級を受けることにしました。

しっかりわかっているか分からない長女が、writingの練習だけで、受かりました。

教えると言っても、日本語力が低いので、readingなんて、教えることも出来ませんし

listeningも同じく、しっかり教える方法がわからないまま、なんとなく合格した感じ

です。英語力があるかは、兄弟間でいうには、長女はしっかり意味を理解していない

から、下手だと言っています。

さて、次女は、それなりにはできますが、どれをとってもイマイチスコアが伸びず、

合計6回落ちて、トラウマになってしまいました。

最大のポイントはlisteningだったと思います。次女は、日本語の方が強いこともあり

英検は長い英文を聞いて答えるものが多く、問題数が多いTOEFLやTOEICとは違います。

ですので、じっくり聞いて理解して答えるということに、苦戦したようでした。

日本語の方が強いので、難しい英語を訳そうとしてしまっているのかな。と。

何度も落ちるので、listeningの練習用に、多少Potcastのノンフィクション系を聞くよう

に勧めたりしたくらいで、これといった決め手はなかったと思います。

最終的に、13歳直前に受かりました。

下の息子ですが、英語がnativeなので、二級は生活に必要な内容が多い事もあり、

listeningは二級程度なら、足の爪かんだり、しゃべっていても、満点でした。

あとは、問題を聞く前に先に答えるのも謎でした。

調子よく、すぐに7歳で準一級も受けさせたんですが、さすがに内容が難しすぎて、

一緒に受けている私にめちゃくちゃ話しかけてきてしまって、どうしようもなくて、

まずは、じっとする練習から。と気づきました。テスト途中で出されてしまって(-_-;)

その後一年間、次女が落ち続けるので、一緒に英検前は練習させて、4年生になって、

多少は落ち着いてきたこと、学校の担任に差別的な扱いを受けて、頭に来ていたこと

もあり、満を持して受けさせました。4年生9歳で受かりました。

listeningは、9割だったと思います。

次女は、先に越されて、英語への自信を完全に失いました。

 

上の二人は、英会話スクールに通っていましたが、息子は通っていませんでした。

(というか、習うレベルのグループレッスンが見つからなかった)

では、息子の英語状況は、家のAlexaの設定が英語のままで、自分が動画や本で

わからない英語があるとアレクサに聞いていました。家に帰ってからは、英語の

メディアしかみませんでした。読むのも英語の本で、特にノンフィクションが好き

だったので、what is----, who is ----, where is-----,のシリーズは約20冊ほど読み

その他、サイエンス系の本も欲しがるので読んでいました。

寝る前に、Potcastが好きで、サイエンス物を聞くのが毎日で、オンラインで

TEDeducationのクラスに入ったり、と好奇心を満たすものをやらせていた感じです。

Youtubeに関しては、こちらが指定しなくても、基本的にサイエンス系のものは

好きで、元NASAのマークローバーが大好きで、わざわざサイエンスキットを国際

郵便で買っていました。

ほぼ毎日、朝はアメリカの友達と電話して、オンラインゲームを30分ほどするのも日課

でした。

主人は家に帰ってくると、息子は英語で電話しているし、アレクサは英語を話すので

「アメリカに戻ってきたみたいやなぁ」とよく言っていたくらいです。

英語を英語で理解していく上に、ノンフィクションが好きだったこともあり、語彙力が

姉より高く、英検の内容で歴史や化学がでてきても、ある程度理解できていると思われ

ました。ですから、もし9歳や8歳のお子さんで英検準一級を受からせたいなら

ノンフィクションのものを好きにさせて、読むもの、聞くストーリーをある程度

与えていれば、それ用の練習はwritingだけでよいのかな。と思います。

幸い、息子は、ご褒美に何の本が欲しい?と聞くと、科学辞典のようなものか

元NASAのエンジニアが書いた本が欲しいという子供だったので、親から強制する

必要は全くなかったのです。

ただ、そのまま残った問題が、ここまで英語が先に伸びてしまうと、常に何か新しい

事を学ぶ時に、英語で理解してから、日本語で知りたい。という後追い現象が、

止まりません。日本の学校にいた時は、常に第二言語で学習しているので、

再確認する必要が常にありました。

学校1年目は、聞き取りテストで日本語でメモを取ることができなくて、4年生の後半に

初めて聞き取りテストでも日本語でメモって100点でした。

この度、アメリカに戻ってきても、結局は日本語の勉強の心配がメインで、現地校の

勉強は、今のところ、オンレベルなこともあり、困ることはないと言っています。

ただ、ELAは、やはりセンテンスがきっちりしていないのか、8割の時もあるので、

低学年ほどは簡単ではないようです。

読まされる文章は準一級までやっていれば簡単みたいです。

 

また、かなりのサイエンス好きで、親が驚くようなことを知っていますが、LEGOの

チームでは、みんな僕と同じくらい色々知っている。と本場では、英語のサイエンス

ものしりにはなれないようでした。