アメリカに来る時期、年齢など。9thの壁

この地区は、ESOLが充実していることと、学区内の学校どこをとっても、

それなりに学校評価のスコアが高いこともあり、アジア人の移民が多いです。

アメリカには、いくつかのサイトが学校のランキングというのを出しています。

小学校ももちろんあります。以下のように、州ごとのランキングもあります。

私たちは、わりと気候がよい南の方なので、やはり北の方に比べてやや低いのですが

南の方でも治安がよく教育学区だということは有名なようで、頻繁に引越してくる方は

います。学校ではインタナショナルペアレンツミーティングや、中国人向け、

韓国人向けなどがあったり、と柔軟に対応してくれてるように思います。

うちの子供たちは、幸い誕生日も9月以降の翌3月末までの生まれで、日本の学齢と

違うので、上にいれるとか落とすとかそういった問題はありませんでした。

しかし、ハイスクールになると、12thでの卒業がかかってくるので、簡単に学年を

決めさせてくれません。そこで問題になるのが時期日本では既に中2だったりしても

修了書(transcript)を提出できない限り、9thに入れません。そして、8thの終わりに

きて、日本ではほとんど中2終わっているといっても、すぐに9thに上がれるか

わからないのです、9thには必要単位数とcreditの規定があります。

8thの中途半端な時期にきてしまったら、中2でやった単位はほとんど考慮されないの

で、9thだけでいきなり、10thに上がるcreditが必要になってしまいます。

もちろん高校なので、オンラインでやるとか、APcourseをとるとか、交渉すれば

可能かもしれませんが、英語がアメリカ人の8thレベルまで絶対にできないと

ダメです。アメリカ人でも難しいことをやるので、必須です。

ということで、この時期にきた日本人の帯同子女は、ほぼ一学年落とすように学校側

から言われます。どうしても頼み込んで、交渉して。これができるのは、3rdまで

だと考えた方がいいです。

さて、ここで、更に戻るときも問題がでます。義務教育課程の時は、学齢通りですむ

ので、どの学年にいても問題ありません。

高校を受験したり、編入したりする際に、大きな問題になります。それは、日本の

ほぼ全部の高校が9th(中3)を終了していること。という条件がある場合が多いから

です。アメリカでは5月末ないし6月末が期末が多く、日本の3月末には願書が

出せないのです。すると、結局9月の編入受け入れないし、1月に先に帰国して、

なんとなくの公立中学に通って卒業証書をもらいます。おかしな話ですが、

日本の学校は、ただ通えば卒業証書をくれます。

アメリカ編入の際に一学年落ちて、最悪の場合日本で高校編入で更に一学年落ちて

しまう、そういう人も出てしまいます。

帰国子女、聞こえはいいですが、大変です。

アメリカで親子留学検討している方は十分気を付けてください。

帰国子女受験の要件に親の転勤でなければならない学校もあります。

会社の証明書がでないと認められない。など、学校によって様々ですが。

ご参考下さい。