アメリカの教育方法とギフティッド

アメリカはご存じだと思いますが、クリスチャンが多いのです。特にカソリックと

プロテスタントがやはり主流かなと。日曜日に教会に行かない人も沢山いますが、

日本の仏教のように、何もしていない人はかなりプロテスタントのクリスチャンだと

考えてよいです。では、プロテスタントのクリスチャンってどんな印象かというと

プロテスタントは後に起こった、新教徒のとか、異議のある、とかいう意味がある

とおり、新しくできた、なんでもありな宗教です。食べ物の規制もないし、行動の

規制もないし、教会には十字架も銅像などの象徴するものもありません。物を売ったり

もないし、間口が一番広いという印象です。ただ、同性愛はやはり認められないそう

ですが、離婚や不貞は、repent(後悔する)すれば、forgiveness(許し)を得れば

よいのです。知れば知るほど、割と都合がいいもののように感じます。

そういった、背景があって、無理に何かをさせたりしません。家で子供がストレスに

なるほど、勉強させたりしても虐待になります。人を教育で変えるという発想がない

教えるという行為は、基本的に情報を与える程度だと思います。日本のように、

クラス全員が習熟するレベルを設定しません。ですから、個人でできる差が大きく

今うちの息子の学校では二学年スキップしている子もいます。

そして、それらを全て神からもらった(ギフティッドされた)ものだと考えている

気がします。「お前の努力が足りなかった」なんてセリフはまず聞くことはないです。

才能がある(特にcreativityをギフトされた)子供たちへの特別教育が、ギフティッド

教育なのです。ですが、学校はランキングを上げたいので、毎年毎年、無理にでも

ギフティッドの生徒を増やしたがります。

とうとう5年生のクラスでは、授業の空いた時間に、TAGのscreeningテストの練習が

あったと、息子が言ってました。

ギフティッドとか言いながら、それに受かるための通信教育や教材があります。

結局、何がギフティッドなんだ。というのが数年経って思う事です。

ですが、日本に帰って帰国子女受験でもするようでしたら、有名校は、ギフティッドに

入っていたかどうかは、評価されるそうです。

ですから、他の教科も全て先生は、日本の先生のように、押し付けてできるまで、何度

も教えたりしません。なので、ちゃんと見ていないと、落としてしまいます。

分かるまで何度も、そんなことはなかなかないのです。

日本の学校とアメリカの学校どっちがいいの?という質問よくもらいますが、お子さん

優秀だったら、アメリカの方が断然よいですが、イマイチなら、絶対にアジアです。

アジアの教育は平均値を高くするようにできているので、ある程度授業についていけば

なんとかなります。しかし、アメリカでは強制しないので、できない子は遅れてもいい

のよ。的な雰囲気のまま、最終的には単位を落とすことになるのです。

アメリカへ親子で引越し考えている方は、お子さんの特性を見て考えてくださいね。