すっかり肌寒くなり、秋のサッカーも予選は最終戦になりました。息子はまだ始めて
三カ月ですし、足もさほど速くない、勝ちたいもないということで、全然活躍できま
せんでしたが、それなりにうまくなっている。とみんなから言ってもらっていました。
幼馴染の10番は、典型的なスポーツが得意なアメリカ人で、背も高く、足が抜群に
早いです。毎回シュートできてます。野球はトラベルチームという上位の活動でやって
いて、サッカーはfunとしてやって、テニスもやっていて、本命はアメリカン
フットボール、今はフラッグフットボールというタックルなしの競技をやっているん
ですが、中学からアメリカンフットボールに以降するのが一般的なようです。
二年前にクロスカントリー(山の中を走る)で州大会までいって8位に入賞したという
なんでもできる子です。
今日は最終戦、「〇〇に、ゴールさせるから!」と最初から息子にゴールさせる雰囲気
コーチもオフェンスに出してくれて、息子とまだ一度もゴールしていない子をトップに
あげてくれて、「あがれ、あがれ」とずっと叫ばれてて、10番は、「〇〇、俺が
エリックにパスして、〇〇がゴールだ!」とディフェンスから叫んでいて、なかなか
チャンスをものにできない、2人。前半2点アップで終了して、それでも尚うちの息子
にゴールさせようと、コーチも声を出してて。イマイチ走れない、ボールをキープでき
ない息子をみて、いたたまれない気持ちで座っていました。
後半すぐに再び10番と一緒にでた息子、10番からエリックにパスは出ますが、
エリックも一度もゴールできていない子なので、パスもシュートもできずに
ディフェンスに囲まれてしまいます。
しびれを切らした10番がディフェンスから猛スピードで上がってきて、エリックが
取られたボールを取り返し、ディフェンスをかわして、ゴールポスト30センチほどの
位置に出してくれました。やや反応が遅い息子でしたが、さすがに振り切って、
ゴール!息子よりなにより、幼馴染の10番が叫んでいました。チームメイト5人ほど
が走ってきて、喜んでくれたのです。
他にもゴールしていない子がいる中で、コーチもエースの10番もうちの子に
シュート打たせることに必死になってくれて、本当にありがたい経験でした。
三年離れていても、幼馴染として迎えてくれて、アメリカ人の情の深さを感じますね。