母子ともに精神的にタフじゃないと生き抜けない

私たちは、アメリカと日本を3年おきに行ったりきたりしているので、普通じゃない

家族だと思います。普通じゃないということは、何かの判断を迫られたときに、自分で

決めるしかないのです。日本は、ユニフォーム文化なので、みんなと同じように決める

それが大抵において、正しいという風潮があります。

しかし、異国に住む外人なので、自分達の判断と異国の価値観が混じってしまうので

す。それは、国際結婚したばかりの夫婦や、引越ししたばりの国際結婚カップルも

同じようなことがあるかもしれませんが。正解不正解がわからないですし、前例も

ないのです。ましてや、子供たちのことは、責任が大きいにも関わらず、その判断が

後々大きな結果となって返ってくるのです。

前回、2017年に渡米しました、その時はコロナもなく、また2回目の渡米がある

なんて夢にも思わない、そんな1年目を過ごしたのです。

関西に帰国していた時期だってそうです。まさか去年の1月に来年再びアメリカで年越

しするなんて、誰も思っていなかった。両親だって、来年はコロナも落ち着くから、

みんなで温泉行こうね。なんて言っていたくらいです。

今、2月から息子のオンラインの受験算数クラスが新年度のカリキュラムに変わると

いうことで、決断に迫られているんですが。今までの経験から、この判断が先々大きく

響いてくるのではないか。という気持ちでとても落ち着かないのです。

誰しも多かれ少なかれ、決めたことで先が導かれて、あれでよかったのか。と思う事

はあるのでしょうけど。

ここまで、生活環境が大きく揺れ動いて、息子に関しては価値観から母語までが、

日本人ではなくなってしまったので、ますます親の責任は重たい気がします。

日本では生きられない人になってしまうのです。

日本文化同様に、無理に同じ価値観を押し付け、自由な発想と時間を奪えば、きっと

矯正することができるでしょう。でも、それが人として正解だとは思えないので、自由

に伸び伸び過ごさせていますが、そうすればするほど、アメリカ化しているので、

日本とは不適合になっていきます。

ただ言えることは、普通じゃない道を選んだ時点で、親子ともにタフになるしかない

自分で決めて、納得いくように生きるしかない。責任とれるのは自分しかいないので。

今の自分を信じて強く生きること、これが一番学んでいることかもしれませんね。