過去、3年ほどのESOLクラスで、日本人をcompassionateだという先生が二人
いました。また、先日、私はこのcompassionateという言葉がすごく好きだ。という
Bibleスタディの先生がいらっしゃったので、聞いてみたのですが。。。
日本語では同情的な、哀れみ深い。という風に直訳されます。果たして何人の
日本人が「同情的」って素敵な言葉よね!って言うでしょう。
他人を同情する行為は、日本人的なイメージでは、前提としては、私が違うから
「あなた、かわいそうね。同情するわ。」という風に捉えてしまうのです。
日本人は同情的な人が多いね。ってクラスで日本人一人の時にいわれたのですが、
Oh、thank youと咄嗟に思えなかったのです。
他にもニュアンスが違うなって思う言葉はいくつもあります。
あと、アメリカ人でまだ日本語習いたての人と少し話したら、「それは、変ですね」
って何度も相槌打ってくるので、しばらくして気が付いたのですが。
「それは、大変ですね」ということだったんだと思います。
very much とmuchくらいの関係だと思って使っていたのではないかなぁ。と後で
思い返して、たった一文字のことですが、大勘違い。
例えば、アメリカ人がcompassionateを直訳して、日本人に
あなたは同情的な素晴らしい人だっていう日が来ると思います。
実際、日本語が多少できる韓国人のおばさんが、同情的って
あまり良い言葉じゃないの?とその場で驚いていました。
言語学というのか、言葉ってやはり奥が深いなぁと思いますね。
だから、子供たちは英語を流暢に使いますが、日本語に訳せ、という場面て
ほとんどありません。
いつか自分自身で本当の意味を知ってもらえる方がよいと思うからですね。
特に、形容詞形容動詞などが難しいですね。