意外とえぐい競争社会アメリカのハイスクール

ちょっと以前にも音楽は書かせてもらいましたが。

娘は、日本では全国大会出場中学の吹奏楽部でした。しかし、今回は州代表には

なれませんでしたが、予選ラウンドでの上位者には選ばれて昨日は合同コンサートに

行ってきました。金曜日は公休で出席、土曜日に練習とコンサートがありました。

高校からは数名でした。集合して渡された楽譜には予選ラウンドでの順位が書いてあり

自分が何番目かわかるし、一位がソロを任されたりと、きっちり上下がわかったようで

した。娘は2位だったので、まあボチボチです。

しかし、本来音楽を教える先生ってわりと、「楽しんで!」って雰囲気の先生が多い

んです。厳しい指導の先生ってすごく少なくて、習っても子供べた褒めなんです。

なのに、急にオーディションだときっちりスコアつけて、しかも選抜すると、

順位まで公開することにちょっと驚きました。

ちなみに、たった一度きりなのに、記念T-シャツが売っていたのですが、すぐに

Tシャツ作るのはアメリカらしいな。と。

「私は、オールstateに行ってから買うから、districtバンドのは要らない」となぜか

自信気に話す娘でした。。。勝算ないのに、どうやるんでしょうね。

とりあえず、音楽も上位グループに入りたいなら、先にやらせておく必要ありますね。

あとは、楽譜読みはかなり熟練が必要です。

 

学校でスポーツのクラブに入ろうとすれば、チームプレイは、トライアウトで落ちるし

なかなか、日本では、好きでやりたいと言っている生徒を排除するようなクラブは

ないので、意外とえぐいな。アメリカと思いました。

 

ただ、今回学区の選抜とはいえ、選ばれたということで親は異常に盛り上がっていて、

12年生の演奏の後は、スタンディングオベーションで、大盛り上がりでした。

終わって出てくる子供に。「アメージング」「アンビリバボー」「グレート」など

称賛して抱き合う親が多くて、心から子供を誇りに思っているのです。

たかが音楽にしかも地区の代表なので、色々微妙ですが、まず褒めるさすが

アメリカンですね。

実は、娘は前の週にもバンドの大会があって公休などもあって、宿題提出ミスに

テストのスコアが悪いなどトラブルがあったので、私としては休ませて授業に出したい

と学校に相談しましたが、学校側は、公休のあとちゃんとフォローアップの方法がある

ので、大丈夫だという感じで、休む必要ないという感じでした。

音楽も授業なので、数学や英語と同じ扱いなのです。

頭ではわかっていても、勉強ばかりを心配してしまいます。

そうは言っても、ハイスクールでスポーツを学校でやる場合は、成績が平均B以上

ないと継続できないから気を付けるようにという案内がありました。

ギフティッドもそうですが、好きだからといって入れるわけじゃないので、

緩いように見えて意外と競争は激しいアメリカに気づいた日でした。

 

なんの取り柄もさほどない子の場合、どうやって生き抜いたらよいんでしょうね。

やはり、とがっている方が生きやすいのがアメリカでしょうか。