春休みは母子家庭でvacationです。ソーシャルスタディについて色々学べます

盆正月以外の休みはなく、普通の日本人で働く旦那なので、春休みは通年通り

1人で三人連れて出かけてきました。珍しく姉達もスケジュールがなく、車で6時間ほど

行って着ました。

本当は3州ほど越えたかったのですが、みんな色々あって疲れ気味だったので、

無理をせずに隣の州のbeach沿いの温水プールありのホテルに滞在して、主な目的は

ミュージアムです。やはり、アメリカ人ではないので、ソーシャルスタディに

関係ありそうなミュージアムに行くことが多いです。

今回は、バトルシップミュージアムと南北戦争跡地でのレガシーミュージアム。

日米で育った子供たちには、広島の原爆博物館も昨年連れてきましたし、

アメリカ側の展示も見てもらい、素直に感じてもらいたいです。

やはり、日本では原爆の被害の大きさ怖さを主に伝え、アメリカ側は、終戦よりも

パールハーバーでの被害、ライジングサン(大日本帝国軍)の異常さを伝えるものが

中心になっています。

平和を維持することは、簡単なようで難しい。改めて実感します。

今回、ようやく奴隷制度の悲惨さを伝えたミュージアムに行くことができました。

奴隷制度と言っても、特に南部に多かったことや、誘拐でアフリカから連れてこられた

こと、奴隷解放後も、差別は続き、白人と同じ選挙権もなく、簡単な犯罪で殺される

白人との結婚も禁止され、と長きに渡り、差別は続いたのです。

思っているよりも、ずっとずっと長い間続いたようで、今の暮らしで一見差別がない

ように見えても、普通になったのはまだ最近です。

きっとみんな色々な思いがあるんじゃないかなぁ。と。

両方のミュージアム共通でアジア人がすごく少ないのです。

奴隷制度の方では、年配の白人夫婦などがいました、それをみて子供達は、

あの年代の人は、何を感じるんだろうと。自分達がやってきた差別について、

どう思って感じて展示をみているのだろうか。と。

みんな、大きな声で言わなくなっただけで、人種差別は、簡単になかったことに

出来るようなものじゃないのだろうなぁ。と。

黒と白、その中和剤的に、アジア人はアメリカには必要なんだろうな。と思います。

5年前と違って、子供達がそれぞれ、世界大戦や南北戦争についての知識を得ていて

成長も感じられる時間でした。

差別のない平和な世界をしっかり作っていて欲しいですね。